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■墨田区で2001年に植栽した外壁緑化、現在の様子です。
植栽した当時は、コンクリート打ち放しグレーの外壁がむき出しでした。
写真左側に打ち放しコンクリート外壁が見えています。
22年経って見事な緑のカーテンが育ちました( ^ω^)・・・
最近散歩で外を歩いていると、街路樹の下はヒヤッと涼しくなります。
それと同じことがこの緑のカーテンの下で起きています。
緑の葉っぱは、太陽の光を遮るだけではなく、涼しさも与えてくれます。
これによって、建物の中はとても涼しくなります。
この大きな外壁緑化は建物を冷やすのに大変役立っています。
これからの地球温暖化対策、それと省エネルギーにも大変有効な環境デザインアイテムだと思っています。
この緑化植物には、藤、ノウゼンカズラ、ヘデラを植栽しています。
コンクリート外壁にステンレスワイヤーを張りそれにツタが巻き付くようにしてあります。
外壁緑化すると外壁にツタの根が入り込み外壁を痛めるのではないかとの心配があると思います。
植物の根は、根の張る先に水分がないと根を伸ばしません。
この建物はコンクリート強化剤を塗布してあり、外壁に水分は無く根が張る心配はありません。
藤はツルから根は張りません、ワイヤーに巻き付きます。ノウゼンカズラ、ヘデラは吸盤状の根のようなものがありますが、
外壁に吸い付き落下しないためのものなので、外壁への障害はありません。そのような植物を選び植栽しています。
春は藤の花が咲き、夏はノウゼンカズラの花が咲きます。秋は紅葉します。冬はヘデラの緑だけになります。
とうきょうスカイツリー近くに自然環境をデザインできたと思っています。