カトリック桐生教会信者館リノベーション

■studio SHOHは世田谷の設計事務所です。パッシブデザインで設計しています。

群馬県桐生市にある、カトリック教会信者館のリノベーションです。

約90年前の木造平屋建て建物です。アメリカ人の建築家が設計した屋根は洋小屋組みの建物です。

まずはリノベーション前の正面外観。右手の三角屋根が玄関です。屋根は錆びだらけ、外壁もボロボロです。

 

 

 

リノベーション後の外観になります。屋根は既存屋根材をはがさずにその上に新しく鉄板屋根を葺きました。

外壁は既存木製板張りをはがし、構造補強、断熱補強をしてサイディングを張りました。

窓は樹脂サッシ、高断熱・高気密窓です。基礎断熱もしてあります。

冬暖かく、夏涼しい建物になり、信者の人たちは大喜びしています。

正面玄関は扉を新しくして、以前のステンドグラスを再使用して嵌め込みました。教会の歴史が感じられます。

 

 

改築後の屋根とポーチ庇です。 屋根は既存鉄板屋根の上に、カバー工法で新たに屋根を葺きました。

屋根トップにあるのは、屋根裏用排気搭です。軒裏で空気を取り入れ、熱い空気を屋根トップで排気する構造です。

車椅子用スロープと両開き窓を設けて、使いやすい構造に替えました。

白い窓は樹脂サッシです。高断熱・高気密な窓です。夏涼しく、冬暖かい信者館になりました。

外部空間はイベントや休憩所に使えるように庇屋根があるものになっています。

 

 

リノベーション後の内部、古い天井格子をそのまま使い、壁、天井は新たに塗装しました。

窓枠も古いままです。昔の雰囲気を残しながら、すっかり雰囲気が変わりました。

 

 

内部ホールから玄関を見ています。床は昔のまま、時代を感じさせてくれます。

ずっとここを使われてきた信者の方々の思いが伝わるように思います。

 

 

こちらは、廊下。天井は昔からのままです。

右手は新たに大きな引戸を設置して外部に大きく開かれるようにしています。

左手は樹脂サッシ、アルミサッシに比べると建具の厚みが全然違います。

 

 

玄関わきにテラスデッキ新たに設けました。

ここは信者の方が外でお茶を飲めるデッキです。

手ごろな広さで落ち着きます。