陶芸作家のアトリエ

  • ■建築概要

    木造2階建て、在来工法
    1階:アトリエ(外部から直接入れる)玄関・ホール・個室・ユーティリティ(2階から洗濯物を落とせるシューター付)浴室・トイレ・ミニキッチン・階段下収納・階段
    2階:リビングダイニングキッチン・子供室・和室・床の間・押入・ウォーキングクローゼット・洗面室・トイレ・階段・吹抜け
    外構(外回り):ガレージ・アトリエ前庭(電気炉置場)
    パッシブソーラー:OMソーラーを1,2階に設置してあります。普通は1階のみですが、2階床に蓄熱用のALC板を敷いて2階にもOMソーラーの暖かい空気を取り入れています。

  • 所在地

    東京都新宿区新宿

  • 屋根仕上
    断熱材

    ガルバリウム鋼板葺き
    グラスウール150㎜充填(30年前の建物のためやはり薄いですね( ^ω^)・・・)
    ※当時はグラスウールも硬い濃密なものは生産されていませんでした。
    今は16㎏/㎥、24㎏/㎥、32㎏/㎥などいろいろなグラスウールがあります。

  • 外壁仕上
    断熱材

    ラムダサイディング張り、一部フッコーマジックコート塗り
    外壁通気工法(木軸内部の水蒸気を外部に放出するための仕組み)
    グラスウール100㎜充填

  • 基礎
    断熱材

    鉄筋コンクリート造
    OMソーラー用に内断熱(基礎立ち上がり部分)スタイロフォーム30t貼り

  • 開口部(窓・玄関ドア)

    窓はアルミサッシ、シングルガラスです。30年前は樹脂サッシやペアガラスなどはまだまだ高価で使えませんでした。玄関ドアも建具屋さん特注品ですが、断熱・気密性能はまだ考えていませんでした。今とはずいぶん違っていました・・・・。

  • 1階床面積

    88.42㎡(26.74坪)

  • 2階床面積

    92.47㎡(27.97坪)

  • ロフト床面積

    8.55㎡(2.58坪)

  • 延床面積

    189.44㎡(57.30坪)

■新宿文化センター近くにこの家はあります。
・敷地は、北側私道に面しています。ほぼ南に正対しているので、OMソーラーを設置するにはうってつけのロケーションでした。そのため南下がりの大きな屋根をとり、そこにOMソーラー集熱屋根を設けました。これは画期的なことなのですが、1,2階蓄熱床を取りました。通常は1階だけですが、集熱屋根が広く取れるので、1,2階に設置しました。
・建物配置は、なるべく北側に建物を寄せ、南側の庭を広く取るように心がけました。新宿駅まで歩いて行ける距離の敷地ですが、広々とした庭が取れたと思います。
・1階は、ガレージ、ポーチ(奥様が陶芸家のため電気釜を設置するため広く取りました)、アトリエ(陶芸用アトリエ、土間を併設しました)、玄関、広い通路、トイレ、ミニキッチン、階段、寝室、和室6畳、広いユーティリティ(サウナ、洗濯機全自動と2層式、洗濯流し、2階からの洗濯物シューターを設置)、浴室(床浴室用コルクタイルを初めて使いました)1階はご両親のためのレイアウトです。そのためにミニキッチンを取りました。
・2階は、中心に階段室を取りそのまわりに子供室2部屋、トイレ、洗面所、キッチン、家事コーナー、ダイニング、リビング、和室6畳、床の間、押入、納戸を配置しました。リビング・ダイニングと階段上部は広い吹抜けになっていて、屋根最上部には電動開閉式の高窓を設置しました。リモコンで開閉できます。
・ロフト、子供室には屋根裏部屋を設けました。トップライトもあり顔を出すこともできます。
この当時は、まだ断熱気密の概念がなく、OMソーラーというパッシブソーラーハウスをいかに有効に設計するかに重点を置いていました。ですが、断熱に関しては十分に気を使いました。このころからエコデザイン、エコハウスを常に意識していました。