鎌倉の家

  • ■建築概要

    木造2階建て 在来工法
    1階:リビングダイニングキッチン・和室6畳・トイレ
    2階:主寝室・ウォーキングクローゼット・書斎・ミニバー・浴室・洗面室・トイレ・トップライト

  • 所在地

    神奈川県鎌倉市大町

  • 屋根仕上
    断熱材

    カラーベストコロニアル葺き
    グラスウール150㎜天井に敷き込み

  • 外壁仕上
    断熱材

    杉板張り キシラデコール塗装
    グラスウール100㎜充填

  • 基礎
    断熱材

    コンクリート造
    1階床下にスタイロフォーム25㎜敷き込み

  • 1階床面積

    84.69㎡(25.61坪)

  • 2階床面積

    75.33㎡(22.78坪)

  • ■延床面積

    160.02㎡(48.40坪)

■この家は鎌倉妙法寺裏の坂を上ったところに建てられました。渡辺篤史の「建物探訪」で放映されました。studio SHOHを立ち上げたころ、1993年の作品になります。
坂道のため前面道路が敷地より1mほど奥で高くなっています。それを利用して天井高が低いガレージを北側に配置し、敷地内道路(ご両親の家へのアプローチ道路になります)を北側に取りました。
■1階
東側に玄関アプローチをとって、玄関ドアが道路から丸見えにならないようにデザインしてあります。アプローチが暗くならないようにトップライトを付けました。玄関ポーチから広めの玄関に入ると幅広の引戸、この家はドアがトイレ・洗面室・浴室にしかありません。(studio SHOHでは開き戸ではなく、引き戸を多用します。それは引き戸を開くと部屋が一気につながるからです)他は全て引き戸になっています。
ホールに入り、右手に階段(階段手摺を薄く作ってあります)階段下にトイレ(敷地高低差を利用して階段下にトイレを潜り込ませています)左手に入ると14畳のリビング、奥に床の間と押入のある和室6畳間があります。ホール正面の引き戸を開けるとダイニングキッチン、カウンターがありキッチン内部が丸見えにならないようになっています。引き戸を開け放つとリビングダイニングキッチン+和室で34畳の大空間になります。
■2階
1階から階段を上がると、天井にトップライトのあるホールと個室(こちらも大きな引戸で仕切ることができます)東側に主寝室、ウォーキングクローゼットがあり、西側に書斎、浴室、洗面室、トイレというレイアウトになります。
■パッシブデザイン
環境配慮として、天井裏に温度センサー付のパイプラインを設置しました。夏の天井裏熱気を設置で感知し、自動的に排気できるようにしています。コンパクトな家ですが、広く快適な空間が出来たと思っています。