■群馬県桐生市にある、カトリック教会信者館のリノベーションです。
約80年前の木造平屋建て建物です。アメリカ人の建築家が設計した屋根は洋小屋組みの建物です。
まずは、Beforeの正面外観。右手の三角屋根が玄関です。
■リノベーション前の正面外観です。
■屋根は錆びだらけです。
次はAfterです。
■改築後の正面玄関です。扉は新しく作りました。ですが、嵌め込んだステンドグラスは以前から教会で使っていたものを新たに嵌め込みました。良い感じになりました。
■改築後の屋根とポーチ庇です。 屋根は既存鉄板屋根の上に、カバー工法で新たに屋根を葺きました。屋根トップにあるのは、屋根裏用排気搭です。軒裏で空気を取り入れ、熱い空気を屋根トップで排気する構造です。 車椅子用スロープと両開き窓を設けて、使いやすい構造に替えました。 白い窓は樹脂サッシです。高断熱・高気密な窓です。夏涼しく、冬暖かい信者館になりました。 外部空間はイベントや休憩所に使えるように庇屋根があるものになっています。
■長野県の野尻湖畔に出来た保養所施設です。静かな湖を望む敷地に建てました。地下1階(コンクリート造)+2階(木造)の建物です。自然素材をふんだんに使った環境にやさしい、高断熱・高気密な建物になりました。
リビングにある薪ストーブです。暖かいです。ストーブ裏の壁は天然石張りです。大きな吹き抜けを通して暖気が建物中に広がります。
湖遊びをした後に体を温めるジャグジーがあります。夜になると照明が灯り、幻想的な雰囲気になります。
野尻湖を眺めながらバーベキューを楽しめます。
■この家は、長野から移築した蔵のリノベーションと、それに新たな建物を増築した住宅です。
蔵の内部はよけいなものを取り払い、ピアノコンサートが出来る、音楽ホールにリノベーションしました。
既存住宅の1階部分は、寝室と水廻りに改装しました。
新築部分はキッチン、リビング、ダイニングが1階。2階は個室になっています。
木造の高断熱・高気密住宅になっています。構造は集成材(柱・梁)金物工法で作られています。
金物工法とは、柱と梁などの木造部材を金属金物で接合しています。非常に強固な木造工法です。
Before
■ちょっと暗いですが、リノベーション前の室内です。天井の梁を見てください。
After
■リノベーション後の音楽ホール。古い建物と同じ位置に天井の梁があります。
床は新しく張り替え、壁は古い材料を綺麗にして再利用しています。
Before
■こちらも暗いですが、蔵内部改装前。やはり梁の位置に注目してください。
After
■音楽ホール改装後。梁が上の写真と同じ位置に渡っています。
■音楽ホール天井。蔵のままの梁を上手に見せるようにしました。
照明器具も目立たないように配線してあります。
■ステージに照明をあてるように配置してあります。
照明はコントローラーで明るくしたり、暗くしたりします。
■Before 改装前の外観です。
■After 改装後の外観です。窓を変えて、外観も板張りや追加の外壁を設置しました。
■After 改装後、上の部分が蔵の移築です。
■新築部分です。高断熱・高気密な木造住宅です。
■新築建物の1階リビングです。ちょっとしたアルコーブを作って、
囲い込まれるような場所を意図しています。
黄色い壁は呼吸するタイルを貼りました。ホルムアルデヒドなどを吸収します。
■玄関と2階へ上がる階段です。土間部分を広く取り、
ホームコンサートなどの多人数にも対応できるようにしてあります。
階段はシースルーにして見通しのきく開放的な階段室にしました。
■1階リビングです。正面にアップライトピアノを置きました。
右上に吹き抜けが見えます。ここを通して、2階に気配がわかります。
■1階ダイニングです。正面右にキッチンがあります。
床は大判のタイルです。
■階段上部です。広々とした空間になりました。
玄関も開放的になっています。
■階段室です。正面の長細い窓に思い出のステンドグラスを嵌めこみました。
■嵌めこんだ思い出のステンドグラスです。
■こちらも思い出のステンドグラスを使いました。
■1階の和室兼寝室です。手前に洋室の寝室。奥に畳の部屋です。
右奥の小窓のところは、掘り炬燵式の書斎机になっています。
ちょっとした書き物や読書スペースです。
■1階洗面所です。洗面ボールが2台と正面にカガミのキャビネットを設置してあります。
収納は全て造り付けの家具工事です。塗装はリボス(ドイツの自然塗料)です。
床はタイル仕上げです。
■浴室です。パーテーションは強化ガラス。
洗面所と一体となった開放的なお風呂になりました。
窓は樹脂サッシ、高断熱・高気密仕様です。
この家は、お嬢様が木彫作家で、ご両親と三人で暮らすために計画されました。
床面積32坪の可愛らしい住宅です。
1階にご両親の寝室、LDK、浴室、トイレ。
2階に木彫工房、トイレ、洗面所、寝室。
屋根裏部屋、収納として使用しています。
という構成になっています。
躯体は木造集成材金物工法、壁は高性能グラスウールを使用した高断熱・高気密工法です。
サッシはシャノンウインド、高性能樹脂サッシを採用し、断熱・気密精度を向上しています。
ガラスは当然ペアガラスです。
基礎断熱も使用し、タイトモールドという基礎断熱工法を採用しました。
夏涼しく、冬暖かな快適な家が実現されました。
内部に小さな吹抜けを設け、室内空間の広がりと、室内空気の循環を配慮しています。
極力ドア設置をさけ、引戸を多用することによって広々とした空間を意識しています。
決して広くはないけれど、広々とした空間を感じられるよう設計いたしました。
西側遊歩道より見た概観です。
玄関正面です。アルミ庇を特注で設置してあります。窓は出を小さく、玄関は深く取っています。
北側外観です。白窓は樹脂サッシです。とっても気密性が高いです。
玄関内部の様子です。右の大きな鏡は姿見です。内部は靴収納になっています。
1階LDKの様子。北側にデッキを設置して、広がりを強調しています。
ダイニングテーブルに座って外を見ると、外が公園のため自宅の庭が広く感じられます。
内部階段です。正面に窓。
その正面の窓。おしゃれに窓を飾っています。外の公園も見えます。
アトリエ内部です。奥に木彫の道具や塗料などを洗うためのシンクを設置しました。
右手奥にちょっとしたテラス、こちらで作品を干したりすることが出来ます。
アトリエ内部風景です。白いタラップは屋根裏に上がるためのもの。
屋根裏に材料や他のものを収納します。
吹き抜けから見た1階ダイニングです。アトリエにいながら家族の息づかいが感じられます。
1階では2階の気配がわかります。
アトリエを屋根裏部屋から見たところです。それ程広くはないのですが、
斜め天井に光が差し込み、ゆったりとした空間になりました。
1階トイレ扉、お手製ステンドグラスを嵌めこみました。
お母様のお手製ステンドグラス。なかなかです。
屋根裏部屋、収納にお使いです。
昨年に引き続き、建築ふれあいフェアで当事務所の佐賀井が「建築ふれあいフェア」にて積み木の街を担当致します。
親子で参加できる、楽しいイベントとなっておりますので、お気軽にご参加ください。
日時:2017年9月22日(金)23日(土)24日(日)
会場:新宿駅西口広場 イベントコーナー
※一般社団法人東京都建築士事務所協会 主催
昨年の「積み木の街」の様子
積み木を使って、みんなでお家やビルを作って並べて、街を作っていきます。
今年はどんな街並みが出来るのか、とても楽しみです。
お気軽にご参加ください。